【CPAP治療】「いびき」「日中眠い」は睡眠時無呼吸症候群かも?
〜いびきをかく、呼吸が止まっていると言われたことはないですか?〜
睡眠時無呼吸症候群とは?
メディアにも取り上げられることが多い「睡眠時無呼吸症候群」という病気に聞き覚えはないでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に一時的な呼吸停止や低呼吸(呼吸が浅くなる)の状態が何度も起きてしまう病気です。
眠っている間に無意識のうちに起こるため、本人は気づきにくいことがあります。
放置すると将来的な高血圧や糖尿病、さらには不整脈や心筋梗塞、脳卒中などの重大な疾患の発症リスクを大幅に高めてしまいます。
✅ 以下の症状は睡眠時無呼吸症候群かもしれません:
- いびきをかく
- 夜間よく起きる、トイレが近い
- 熟睡感がない
- 朝スッキリ起きれない、頭痛がする
- 日中の眠気がある
- 会議でも寝てしまう
睡眠時無呼吸症候群の検査
*「簡易検査」という、患者様自身で簡単に装着して検査ができる方法です。
1️⃣ 問診と診断
最初に問診と診察を行い、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合は、検査を行います。
当院が契約している専門の会社へ依頼し、簡単に検査できる体制を整えています。
2️⃣ ご自宅にて夜間に検査機器を装着
後日、検査機器一式がご自宅に郵送されますので、ご自宅にて夜間に検査機器を装着していただき、翌日以降に返送していただきます。
3️⃣ ご自宅にて夜間に検査機器を装着
検査後約1~2週間で当院に結果が届き、結果は外来でご説明致します。
さらに精査が必要な場合には「PSG=ポリソムノグラフィー」という、より精密な検査機器のご案内や、他の医療機関への紹介を検討します。
睡眠時無呼吸症候群の治療
✅ 軽度〜中等度の方:
軽度~中等度の方は、生活習慣の改善や手術療法で軽快できる場合があります。
手術は全ての方に適応があるわけではないため、改善の見込みがある方のみ、希望に応じて他院へ手術依頼を行います。
マウスピース(スリープスプリント)も一部の方に有効です。
マウスピースにより顎を前方に固定することで呼吸の通り道を広げます。
作成をご希望の方には近隣の歯科・口腔外科医院へご紹介します。
✅ 重症の方:
重症の方はCPAP療法(シーパップ:持続用圧呼吸療法)を行います。専用の医療機器で、睡眠中の呼吸をサポートします。
圧力をかけた空気を鼻や口から気道(空気の通り道)へ送り込み、睡眠中の無呼吸を防止する治療です。
・当院から専門の会社へ依頼し、患者様へ治療機器をレンタル致します。
・月に1度当院へ受診いただき、治療の効果があるか確認します。
*他院で既にCPAP療法を導入されている方の転院も受け付けております。
その場合には、初回の検査データと最近のCPAPの治療データの持参をお願い致します。
